うつ病とは、「憂うつな気分または沈んだ気持ちがする」、「何ごとにも興味がわかない、いつも楽しめていたことが楽しめない」、 このような状態が、1ヵ月以上、毎日のように続いている場合、うつ病の可能性が高いと考えられます。 |
うつ病は心身の病気なので、「精神症状」のほかに、「身体症状」も現れます。「身体症状」の中で、一番多いのは、睡眠障害です。ほかには頭痛、めまい、全身の倦怠感、首や肩のこり、胃部不快感・膨満感、性欲減退など、さまざまな症状が出てきます。 |
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うつ病は、「心のかぜ」ともいわれ、誰にでも起こりうる病気なのです、特にストレスの多い現代社会、近年、「軽症うつ病」と診断される人はかなりの数に上ります。
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軽症とは言っても、うつ病には違いありません、甘く見てはいけません。よく見られる症状は、抑うつ気分、不安感、あせりなどで、不眠、強い疲労感、やる気がでないと訴える場合が多いようです。そのまま放置しておくと、最後には死んでしまいたいなどと考えてしまいます。
このような本格のうつ病にまで進展しないうちにきちんと治療を受ける事が重要です。 |
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「軽症うつ病」の発症は5月に多くなります。春は新入学や新入社のシーズンであり、人事異動や転勤・転居の季節にもあたり、急激な環境の変化によるストレスのために、「新五月病」ともよばれる軽症うつ病が増えるからです。 |
漢方治療では、 うつ病は「気」の変調による全身バランスの乱れととらえます。気の働きを整える柴胡を配合した各種柴胡剤などで治療します。 |
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■ うつ病に用いる漢方薬 ■ |